バングラディシュ 魅惑のノクシカタ刺繍展
期間:2011年12月 1日(木)〜2011年12月 12日(月)(※6日・7日はお休み)
一面に縫い取り(刺し子) をした布をベンガル語でノクシカタと呼びます。
1000年の歴史を持つノクシカタ刺繍は、民族衣装であるサリーを大切に長い間着用した後、
古くなったサリーを何枚か重ね合わせ、サリー布から縦糸、横糸を引き、その糸で一面に
縫い取りをしたことがノクシカタ刺繍の始まりであり、現代で言う究極のリサイクルであります。
ノクシカタは、家庭で生まれ、母から娘へ、娘から孫娘へと女性たちにより伝承されてきた
伝統工芸です。家族、夫や子供に対する愛情、健康や平和への願い、また客人に
対するおもてなしの表現としてノクシカタを飾る、などなどノクシカタ刺繍に多くの思いを込めて
一針一針表現してきました。文献によるとノクシカタは、宗教の枠を超え、より大きな宇宙的な考え方
が基本にあると書かれてあります。絵柄にはメッセージがあります。
花のような模様(コドム)・・・樹木の実を愛らしく表現し、実りへの感謝を表現
象・・・・象は家族、特に子供を大切に全員で育てるといわれ家族の幸せを表現
鳥・・・・良い出会いと愛を示し、特にクジャクは人間愛、親子の愛情・恋人同士の愛
魚・・・・ベンガルは三大河川が流れ込んでできたデルタ地帯。魚は日常生活に欠かす
ことができない。家庭繁栄・魔よけを意味する
へび・・・魔よけ
蝶・・・・子供の愛らしさを表現
馬・・・・勇気
ベンガルタイガー・・・・・・強さと威厳の象徴
マンゴー(ペーズリー)・・・豊な実り、豊穣への願い
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